CSSエキスパート
測量機器 検査技術者
杉本 果菜
技術本部 品質管理部 機材管理課 課長
入社:2018年4月
成長を見守ってくれる場所
測量部門所属として入社し、現場で測量を担当していました。機材管理の仕事に携わるようになったのは、2年目に「機材関係の仕事に興味はない?」と打診を受け、正式に異動になってからです。まず測量機器の点検整備を教わり、しばらくは先輩に見てもらいながら業務を覚え、経験を積んでいきました。現在は、機材管理課の課長を任されています。
測量機器に関わるすべてを知ること
機材管理課は、CSSが所有する測量機器など機材に関わるすべてを管理することが仕事です。測量機器の点検・整備はもちろん、測量機器が正常に動作することを証明する校正証明書の発行や、測量機器に関するお客さまサポート対応など、対応範囲は多岐にわたります。私が主に担当するのは、CSSの社員が業務で使う測量機器やお客さまへレンタルする商品の点検・整備、新規機材の購買手配など、測量機器に関わるすべての業務です。測量機器は定期的に精度が保てているか点検が必要なため、CSSの業務で使用する測量機器だけでも年間100台近くを点検しています。
CSSだけの高品質な測量を支える
社内で測量機器の点検整備ができるということが、CSSの大きな特徴であり、他社には無い強みのひとつです。CSSは測量会社としては珍しい日本測量機器工業会(JSIMA)※の認定事業者で、私自身も認定技術者の資格を持っています。多くの会社では測量機器の誤差が大きくなると点検を外部業者に依頼しますが、CSSでは少しでも測量機器に不安があれば社内ですぐに点検が可能です。精密機器である測量機器は、車の振動などで少しずつ精度が悪くなっていくため、測量機器を常によい状態に保つ私たちの仕事が、高品質な測量を支えていると自負しています。
※日本測量機器工業会(JSIMA):国内の測量機器の性能基準を管理する一般社団法人。
強固な土台づくりが確かな成長を生む
機材に関する部分の運用体制をより円滑に整えることが、現在の目標です。機材管理課が環境を整えることで現場での測量業務がまわり、レンタル事業が成り立って、会社の成長につながっている。ともすれば当たり前と捉えられてしまう一番土台の部分をきちんと支えることが、私たちの仕事だと感じています。CSSが所有する測量機器の数や種類もどんどん増えているため、それに対応していけるよう検査技術者を育て、体制を強化していきたいです。
堅実に課題をクリアできる人へ
機材管理課の仕事は点検整備など決められた手順で行うものが多いため、一見地味に見えるかもしれません。ですが、ここが止まると測量をはじめとしたさまざまな業務に影響が出る、重要な仕事でもあります。身につけた技術でタスクをコツコツ消化できる人に向いている仕事だと思います。
また、CSSは社内の人間関係が円滑なところが魅力のひとつです。コミュニケーションでストレスをあまり感じないことが、仕事を長く続けられる一番の理由ではないでしょうか。