CSSエキスパート
測量技術者
入倉 康幸
事業本部 東京支店 フィールドサポートグループ
入社:1997年3月
経験をつないでいくこと
1997年の入社以来、ずっと測量技術者として現場に関わる仕事をしています。私も含めCSSに長く在籍する技術者は、現場での測量はもちろん、成果品の作成や測量機器の点検校正など、現場に関するあらゆる業務に関わってきました。現在はメインの担当者として測量を行うことは減り、若い技術者のフォロー役として現場に出ています。お客さまの要望をきちんと汲み取ること、経験からくる気づきやノウハウを若手に伝えることが今の仕事です。
「測量は測量屋さんへ」をあたりまえに
私たち測量会社が工事現場で求められることは、測量の品質やスピードはもちろん、一番は対応力だと思っています。現場でトラブルが起きたとき、測量の専門家としてお客さまの助けになれる。毎日いろいろな現場に行き、さまざまな工事の測量を行うその経験とノウハウが、お客さまに「餅は餅屋、測量は測量屋さんに頼んだ方がいい」と言っていただける信頼につながっていると思います。
違和感は絶対に放置しない
測量技術者として工事現場で測量をするとき、気をつけていることがあります。それは、仕事中で感じた「何かおかしい」という自分の中の違和感を放っておかないことです。違和感を放置せず原因を突き詰めていくことが、結果的に大きな失敗を防ぎ、高い品質の仕事につながります。
そしてもうひとつ、測量技術や現場経験のほかに重要だと感じるのが、工事の流れを理解すること。測量も工事全体の工程のひとつなので、ただ指示された測量をするだけではなく「ここも必要になるので測っておきましょうか」とお客さまに提案できるようになることが、信頼される測量技術者だと思っています。
世代や立場をこえて交流しやすい環境
若手メンバーとの交流は、仕事を通したコミュニケーションが多いです。現場にフォロー役として同行し案件に一緒に取り組むこともあれば、自分の関わっていない案件でも会社で相談を受けたり、アドバイスをすることもあります。私と同年代の技術者と若手メンバーが話していることも多いので、年齢差関係なく質問しやすい、声をかけやすい環境だと思います。
新しい世代が新しい技術を支えていく
今は業界が変わっていく過渡期で、次々に新しい技術が登場しています。新技術はまだ「ベテラン」がいない分野であり、それは年齢関係なく第一人者になれるということです。新しい技術に興味がある人、技術を身につけたい人に向いている仕事だと思います。
私自身、測量を本格的に始めたのはCSSに入社してからです。会社に入ってから技術を覚え、測量士の資格をとって、仕事がうまくいったときお客さまに「ありがとう」と言われることがやりがいになりました。そこは今でも変わっていません。