お知らせ
MMSによる「持ち運び可能なGNSS基準局と地上移動体搭載型LSを用いた3D現況測量技術」がNETISに登録されました
この度、株式会社加賀田組様と株式会社CSS技術開発で共同開発した、MMSを使用した測量技術「持ち運び可能なGNSS基準局と地上移動体搭載型LSを用いた3D現況測量技術」が、新技術情報提供システム「NETIS」に登録、情報が公開されましたのでお知らせいたします。
新技術情報提供システム「NETIS」とは
国土交通省が新技術の活用促進を目的に運用する、新技術に係る情報を共有および提供するためのデータベースです。国土交通省による審査を通過した数多くの技術が登録されており、有用な新技術と工事現場を繋ぐ役割を果たしています。
新技術の活用には、工事現場の生産性が向上するほか、工事の評価(総合評価方式や工事成績標定)への加点が見込めるなど数多くのメリットがあります。
持ち運び可能なGNSS基準局と地上移動体搭載型LSを用いた3D現況測量技術
今回登録された技術は、MMS測量をより高精度に行う3次元測量技術。従来のMMS測量(精度±5cm程度)にくらべ、精度±4mm以内のICT舗装工・出来形管理に対応する測量が可能です。
現場内に設置したGNSS基準局の情報によりMMS測量の軌跡データを解析し、多角点測量による標定点データを元に2段階の補正を行うことで、高精度な測量が実現しました。
MMS測量とは
車両に3次元レーザースキャナ(LS)・IMU(加速度センサー)・GNSS受信機を含む測量機器・MMS(Mobile Mapping System / モバイル マッピング システム)を搭載し、時速30km~40kmで走行しながら周囲を3次元測量する技術です。車で走りながら周囲を測量するため交通規制が不要となるほか、TLS測量(固定式レーザースキャナ測量)にくらべ短時間で測量できるため、時間短縮により測量に係る費用の低減が見込めます。
CSS技術開発では2015年のMMS導入以来、数多くの現場で測量を行い、経験・ノウハウを蓄積してきました。
NETIS登録番号 | KT-230200-A |
登録名称 | 持ち運び可能なGNSS基準局と地上移動体搭載型LSを用いた3D現況測量技術 |