現場に合わせて選ぶ!UAV測量の測量方法

UAV測量の種類と特徴

i-Constructionの本格化と同時にドローンを使ったUAV測量は急速に普及し、いまや3次元測量には欠かせない測量方法の一つとなりました。そして普及からの4年間でUAV測量も大きく進化し、様々な測量手法が実用化されています。
この記事では、UAV測量の種類と特徴、どんな現場に向いているかなどをまとめてご紹介します。

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UAV測量の種類

UAV測量は、UAV(ドローン)に搭載する機器によっていくつかの種類に分かれています。
今回ご紹介するのは下記の4種類です。

UAV写真測量
PPK-UAV写真測量
オブリークカメラによる写真測量
UAVレーザー測量

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UAV写真測量

最も一般的なUAV測量の手法のひとつ。

UAV(ドローン)に搭載したカメラで垂直写真を撮影し、撮影した写真から地形情報を復元することで3次元データを取得できます。 ICT活用工事でUAV測量を行う場合のほとんどが、この垂直写真によるUAV写真測量です。

特徴
  • ICT活用工事で数多く実施されている技術
  • UAV測量の中では導入コストが低い(小型UAVでも実施できる)
  • 垂直写真を撮影するため、写真に写らない垂直面はデータ化できない

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PPK-UAV写真測量

UAV写真測量と同じく鉛直写真を撮影する測量方法ですが、GNSS測量(PPK方式)を組み合わせてデータを補正することで、現場での作業時間を大幅に短縮することができます。

補正により精度確保のため地上に設置する標定点が少なくて済むため、標定点設置に時間のかかる広い現場や、人が立ち入れない災害地などの測量に適しています。

特徴
  • 標定点の設置が不要
    ※i-Constructionの場合は検証点の設置のみ
  • 標定点設置が不要な分、現場作業時間が短い
  • 人が立ち入れない災害地などでは、標定点設置が不要になったことで安全性が向上する

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オブリークカメラによる写真測量

UAV+オブリークカメラ

前後左右・垂直の5方向の写真を同時に撮影できるオブリークカメラにより、垂直写真+前後左右の斜め方向写真から3次元データを取得する技術です。
真上から撮影する垂直写真では取得できない垂直面を3次元データ化できるため、ビルなどの建物や急傾斜地の測量に適しています。

  • NETIS登録技術:KT-200129-A
特徴
  • 垂直面の3次元データ化が可能
  • 5方向(前後・左右・垂直)を同時撮影するオブリークカメラで、効率的に計測できる
  • 建物(街並み)や急傾斜など、垂直面や傾斜の強い地形に最適
  • NETIS登録技術:KT-200129-A(NETIS新技術情報提供システム/外部サイト

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UAVレーザー測量

UAV+3次元レーザースキャナ(LS)
空中からレーザー測量

UAVにカメラではなく3次元レーザースキャナ(LS)を搭載し、上空から3次元レーザー測量を行う方法です。

撮影した写真を使用するその他の手法との最大の違いは、写真測量では計測できない伐採前の地形を計測できること。一部のレーザー光が草木の隙間を通り抜けその下の地面にあたることで、伐採前でも地形を測量することができます。

※草木の茂り具合によって、計測できる点の密度は異なります。

特徴
  • 3次元レーザースキャナによる測量技術
  • 伐採前でも草木の下の地形を計測できる

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どんな現場に向いてる?UAV測量比較表

 UAV写真測量PPK-UAV写真測量オブリークカメラによる写真測量UAVレーザー測量
測量方法写真測量写真測量写真測量レーザー測量
搭載機器デジタルカメラGNSSモジュール
デジタルカメラ
オブリークカメラ3次元レーザースキャナ(LS)
精度±5~10cm±5cm±5~10cm±5cm
標定点(基準点)必要
100mおきに1点
不要
i-Constructionの場合は検証点のみ必要
必要必要
調整用基準点が最低4点以上必要
計測時間
データ処理時間
平地の計測
垂直面の計測
ICT活用工事
使用はできるが、要領に即した補正に時間がかかる
伐採必要必要必要不要
※茂り具合により、伐採が必要な場合もあります。
適した現場小~中規模土工の起工測量大規模土工の起工測量
災害地調査
建物・構造物
橋脚
急傾斜地
山間部
伐採前の地形測量
NETIS登録KT-200129-A
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測量データ見本

UAV写真測量の点群データは、レーザー測量にくらべ色彩がはっきりわかることが特徴です。

実績350件以上

CSS技術開発では年々UAV測量のご依頼が増えています。
2019年度は150件以上のUAV測量を実施ました。

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CSS技術開発の保有機器

CSSでは測量用UAVを複数台所有。
複数の現場に同時対応可能なよう、準備を整えています。

測量用UAV機種

DJI Matrice 600

保有数:7機

このほかに、空撮用UAVも所有しています
  • DJI Mavic / 保有数:2機
  • DJI PHANTOM 4PRO / 保有数:1機

空撮をお考えのお客様は、是非一度CSSにご相談ください。

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ICTアドバイザー認定取得

CSS技術開発は、関東地方整備局認定 ICTアドバイザー企業です。ICT施工の疑問や課題など、お気軽にご相談ください。

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