小規模土工のICT施工推進!簡易型ICT活用工事がスタート

簡易型ICT活用工事とは?
令和2年からスタートしたこの取り組みについて、導入された経緯やその内容を改めて解説します。

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約8割の工事でICT施工が実施されました(国交省直轄工事)

i-Constructionの推進が進められて約5年、国交省直轄工事での実施件数は年々増加しています。

とくにICT土木の工種で多くのICT施工が実施され、土工の延べ作業時間が約3割縮減するなどの効果が表れてきました。

ICT土工の縮減効果
都道府県や政令市での普及拡大が課題

一方で、都道府県や政令市の公告工事や小規模土工では、実施率は約3割と増加が伸び悩んでいる状況です。

そこで、国土交通省は新たに「施工者希望II型(土工)」として『簡易型ICT活用工事』を適用する取り組みをスタートしました。ICT施工に取り組むハードルを下げることで、ICT施工をより身近な取り組みとしてさらに普及させる狙いです。

参考:国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000701.html)

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簡易型ICT活用工事とは?

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3次元データ活用が中心

簡易型ICT活用工事では、3次元測量やICT建機による施工よりも、3次元データの活用に重点を置いています。簡易型ICT活用工事の必須項目は (2)3次元設計データ作成(4)3次元出来形管理等の施工管理(5)3次元データの納品、の3つに絞られました。

これにより、ICT建機の使用が難しい小規模土工でも、ICT活用工事の実施が可能になります。

対象工事では、ICT土工・施工者希望II型として簡易型ICT活用を実施することができます。
実施内容に応じて、工事成績の加点評価の対象となります。

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3次元測量・ICT建機による施工が選択式に

小規模土工では、高い経費のかかる3次元測量やICT建機による施工はあまり現実的ではありませんでした。簡易型ICT活用工事ではこの2つが必須項目から外れ、選択式に変更されています。

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TS、GNSSによる断面管理が可能に(TS出来形)

通常のICT活用工事では3次元測量を前提とした面管理が必須でしたが、簡易型ICT活用工事では新たに断面管理を選択できるようになっています。
これにより、多くの企業がすでに所有しているTS(トータルステーション)と一般的なスペックのパソコン、TS出来形用のソフトウェアで、3次元データによる施工管理が行えるようになりました。

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TS(ノンプリズム方式)による面管理も選択可能

また簡易型ICT活用工事+3次元測量の実施を選択した場合、ノンプリズム方式のTSを使用した面管理の方法も選ぶことができます。

より通常のICT活用工事に近い形で3次元データを活用する方法です。

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工事成績で加点・各段階で経費を変更計上

全ての段階で3次元データの活用が必須だった通常のICT活用工事では、工事成績での加点と工事全体での経費を変更計上していました。
簡易型ICT活用工事では、工事成績での加点はそのままで、実施項目に応じて各段階で経費を変更計上できるようになっています。

「3次元出来形管理等の施工管理」の変更計上は、面管理を選択した場合のみ可能です。

参考:国土交通省ホームページ(https://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000777866.pdf)

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簡易型ICT施工を始めるには

最初は外注をうまく利用する方法がオススメ

ここまでの記事でご説明した通り、簡易型ICT施工スタートでは使い慣れたTSやGNSSを使うことが可能になりました。
しかしどちらの方法も、3次元測量(UAV測量やTLS測量)による出来形管理と比べると時間と手間がかかる管理方法です。

そこで当社が『初めての簡易型ICT施工』としてオススメするのが、3次元測量や設計データ作成など手間のかかる部分は外注を活用して手間を抑える方法です。

外注を使うことで、設計データ作成や測量作業に時間を取られることなく、3次元データの操作訓練や活用検討など業務の効率化に集中して取り組むことができます。

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CSSは関東地方整備局ICTアドバイザー認定企業です

はじめてICT施工を行うなら、是非一度CSSにご相談ください。

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簡易型ICT施工で選択可能になった施工管理手法も解説しています。

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