特集:GNSS測量の3次元データ・CADデータ活用術!

現場ですぐに活用できる
オススメ機能
CSSが取り扱うGNSS(GPS)測量機には、ICT活用工事で作成した3次元設計データをそのまま読み込める機能が備わっています。
この記事では3次元設計データ活用を中心に、GNSS測量機の便利な活用術をご紹介します。
#css-001
GNSS測量機とは?


GNSS測量機は、GNSS(GPS)衛星からの電波を受信し、位置を計測する測量機器。GNSS測量機1台あれば、1人で位置出し・現況測量が可能です。
CSSでは2018年からGNSS測量機のレンタルサービスを開始しました。
測量会社が機能と使いやすさで選んだGNSS測量機の機能のうち、現場ですぐに活用できるオススメの機能をご紹介します。
#css-001-01
現況高と計画高を比較|3次元設計データ読込機能
ICT活用工事で作成した3次元設計データ(LandXML)をGNSS測量機のコントローラーに読み込み、実測値と設計値の差を確認できる機能です。
施工中に現況高と計画高の比較が簡単にできるため、ICT施工など丁張の無い現場での施工管理に適しています。
便利なポイント
- ICT活用工事の3次元設計データをそのまま使える。
- 現況高をチェックした位置を画面上に自動図化。
- 高さの許容範囲も設定可能。
- 3次元設計データの標高オフセットも設定できる。
どんなことに使える?
- ICT施工の簡易チェック(日々の施工管理)
#css-001-02
横断面ごとに把握できる|路線データ取込機能
LandXML形式の路線データと3次元設計データを読み込んで、横断面から測量や位置出しを行うことができます。
道路や堤防など、横断面ごとに計測が必要な現場に最適です。
便利なポイント
- 3次元設計データ作成で設定した路線データをそのまま読み込める。
- 横断の変化点に沿った計測ポイントに順次誘導。
どんなことに使える?
- 立ち合い検査(監督員立会)
- 段階確認
- 幅杭・丁張杭などの設置
- 【道路工事なら】U字側溝など付帯構造物の大まかな位置出し(精度±2~3cm)

四分の一法カーブで使用したが、路線データにクロソイドも入るので、いちいち計算しなくても良い。

幅杭、丁張杭などの設置も簡単にでき、床掘の位置出しも簡単でした。
#css-001-03
CAD図から直接位置出し|CADデータ読込機能
CAD図面を読み込んで、位置出ししたい場所を画面で直接指定しながら位置出しを行う機能です。
位置出ししたいポイントを事前にCADで座標化する必要はありません。
便利なポイント
- CAD図面(DWG形式・DXF形式)をそのまま読み込める。
- 読み込んだ図面の選択・レイヤー操作(表示・非表示・ロック)ができる。
- 線形や円弧の端点・交点・中点・中心点を選択し、位置出しポイントとして指定できる。
- 位置出しポイントに指定すると、ポイントのXY座標が表示され、ポイントまで誘導してくれる。
- 位置出し完了したポイントには、自動で点マークが作図される。
#css-001-04
任意座標系で測量できる|ローカライゼーション
GNSS測量機にCAD図面(DXF形式)を読み込んだとき、CAD図面が任意座標系で描かれた図面だと、現場とまったく違う場所にCAD図面が読み込まれてしまう場合があります。これは、GNSS測量機が世界測地系で測量する測量機のため起きる現象です。
ローカライゼーション機能は、GNSS測量機で任意座標による測量を可能にする補正機能。
これにより、GNSS測量機に読み込むために図面を世界測地系に合わせる必要が無くなります。
便利なポイント
- 任意座標系や日本測地系、世界測地系で描かれた図面に合わせて測量できる。
- GNSS測量機に読み込むためにCAD図面を修正する必要がない。
- 施工範囲を囲むように4点計測するだけで、簡単に補正ができる。
#css-001-04-01
合わせて使うと便利な機能|Googleマップ(航空写真)連携
画面をGoogleマップの航空写真を連携させ、航空写真+CAD図面+現在地を表示する機能。
ボタンをタップするだけで、簡単に表示のON/OFFを切り替えられます。
図面だけでは位置が分かりづらい現場でも、航空写真で位置を把握できます。
#css-002
GNSS測量機 無料デモ実施中!
CSS技術開発では、今回ご紹介した機能が使えるGNSS測量機の無料デモを行っています。
当社担当者がご訪問させていただくほか、CSSにご来社いただく形でのデモも実施しています。
お気軽にお問合せください。
